2017年1月28日土曜日

Mustekのスキャナ(Plug'nScan600CU/WM)をMacOSXで使う

元記事は2007年に作成されました。


Mustek(マステック) は、何年か前まで富士通にスキャナなどを OEM 供給していた台湾の会社です。
しかし現在は日本の市場からは撤退してしまっており、日本においてのサポートも事実上 HP のみとなっています。

その HP をのぞいても、ちょっと古めのハードウェアへは最新の OS 向けにドライバが提供されていません。
このスキャナもその「古いハードウェア」の一つであり Mac へは OS9 まで、Windows は 2000 (XPでも使えるらしいですが)までのドライバしかありません。
今回は、そんな古めのスキャナを MacOSX で使えるようにするまでの手順です。

▼TWAIN SANEドライバ

SANE というプロジェクトがあります。
これは Linux などで様々なスキャナを使えるように、いわゆる汎用ドライバという物を開発しているプロジェクトです。
対応機種は多岐にわたっており、しかもフリー。
これを使わない手はありません。

♦ファイルのダウンロード
以下の三つのファイルを SANE のサイトからダウンロードして下さい。
ダウンロードするファイルは OSX のバージョン・ Mac のハードウェア別 (PPCかIntel) になっているので、お使いの Mac を調べて適切なバイナリをダウンロードします。
  • libusb
  • SANE-backends
  • TWAIN-SANE-interface

その他には SANE-Preference-Pane という物があります。
これはシステム環境設定に追加される機能拡張で、使わないドライバを ON/OFF したり出来ます。
使わない機種のドライバのチェックを外すと動作が軽くなります。

▼インストール

ダウンロードしたファイルをインストールします。

  1. libusb/SANE-backends をインストール
  2. TWAIN-SANE-interface をインストール

インストールは必ず上記の順番で行います。
先に TWAIN-SANE-interface からインストールしようとしてもファイルが足りない!とインストーラに怒られます。

三つ全てインストールしたら念のため再起動します。

▼スキャンしてみる

再起動したら何かスキャンしてみましょう。
一番手軽に使えるアプリケーションは OS 標準の イメージキャプチャ.app でしょうか。
その他には Gimp、PhotoshopElements などから使う事が出来ます。
これらの場合は SANE のインターフェイスが使われます。

イメージキャプチャで使う場合は MacOSX のバージョンによって手順が異なります。
SnowLeopard ならばサイドバーから SANE を選ぶだけですが、それ以前の OSX ではちょっと分かり辛かったりもします。
例として Leopard の場合は以下のようにして使います。

♦Leopard のイメージキャプチャから使う
  1. ユーティリティ>イメージキャプチャを起動
  2. メニューバーの装置>装置をブラウズを選択
  3. イメージキャプチャ・デバイスブラウザからSANEを探し出して TWAIN UI を使用をクリック
  4. ファイルフォーマットなどを設定してスキャンボタンをクリック

また Tiger では一度設定してしまえば後はイメージキャプチャを起動しただけですぐスキャンウィンドウが出てきます。
個人的には Tiger の頃の挙動が一番シンプルで良いと思います。

▼その他

FW800 時代に遭遇した現象ですが、スキャンする際 SANE インターフェイスでなくイメージキャプチャ標準のインターフェイスを使うと、スキャンできる最大範囲が小さくなります。
しかも読み取れない範囲に毎回微妙な振れがあります。

Gimp を使うか、イメージキャプチャを設定して SANE のインターフェイスを使うようにすれば読み取り可能範囲一杯まで読み取れます。

♦カットされるエリア
下の寸法でカットされるエリアの枠をボール紙で作ってみました。
  • 20×0.2cm
  • 1.5×29.8cm
  • 20×1.7cm

SANE はとても多くのスキャナをサポートしていて、PPC・Intel 関係なく使う事が出来ます。
シェアウェアの VueScan でサポートされていないようなスキャナを持っていたら駄目元で試してみると、もしかしたら動くかもしれません。
ただ、物理的に Mac に繋ぐ事が出来れば…ですが。

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