2017年1月30日月曜日

Yahoo メール を Thunderbird で使う際の設定変更方法

元記事は2014年に作成されました。

YahooJapan の相次ぐサービスリニューアルで Outlook や Mac の Mail、Thunderbird などのメールクライアントの設定も変更しないといけなくなりました。
2014年5月13日以降は設定を変更しないとパソコンのメールクライアントでは送受信が出来なくなります。

今日は Yahoo のサポートページにも記載の無い Thunderbird の設定変更方法を書きます。

☞ 作業の流れ
大まかな流れは以下の通りです。

  • 送信メールサーバをアカウントごとに用意(追加設定)する
  • アカウントに送信メールサーバを指定する
  • 受信メールサーバの設定を変更する

✿ 送信メールサーバをアカウントごとに用意(追加設定)する
今までは送信メールサーバは特にユーザを指定せず smtp.mail.yahoo.co.jp と記述した設定を一つだけ用意すれば OK でした。
しかし新しい設定では Yahoo! Japan ID ごとに別の設定が必要になります。
少し詳しく言うと、Yahoo! Japan ID を送信サーバの情報にユーザ側であらかじめ記述するようになりました。

✓ 送信メールサーバの設定
  1. メニューバーのツール → アカウント設定… を選択
  2. 右ペイン一番下の 送信(SMTP)サーバ を選択
  3. 送信サーバリストから smtp.mail.yahoo.co.jp という文字列の含まれている設定を選んで 編集 をクリック
  4. ポート番号に 465 と入力
  5. 接続の保護に SSL/TLS を選択
  6. 認証方式に 通常のパスワード認証 を選択
  7. ユーザ名に yahoo! Japan ID を入力(***@yahoo.co.jpの*の部分)



複数の Yahoo メールアカウントを持っている場合は手順 3 で 追加 をクリックして追加設定します。

✿ アカウントに送信メールサーバを指定する
各アカウント設定に、先ほど設定したアカウントごとの送信メールサーバを指定していきます。

✓ 送信メールサーバを指定
  1. アカウント設定の左ペインから Yahoo メールのアカウントを選択
  2. 右ペイン一番下の 送信(SMTP)サーバ にアカウント名と同じユーザ名を設定した(前項の手順7)送信サーバを指定

✿ 受信メールサーバの設定を変更する
最後に受信メールサーバの設定を変更します。

✓ 受信メールサーバの設定変更
  1. 左ペインの編集したいアカウントの サーバ設定 を選択
  2. ポートに 995 と入力
  3. 接続の保護に SSL/TLS を選択
  4. 認証方式に 通常のパスワード認証 を選択

これでリニューアルされた Yahoo メールが Thunderbird でも送受信出来るようになります。
変更後初めて送受信するとパスワードを聞かれるので、Yahoo! Japan ID のパスワードを入力してパスワードを保存するようチェックを入れ OK をクリックします。

パスワードを保存する事で以後はパスワードの入力無しに送受信出来ます。

2017年1月29日日曜日

Sane Scanner Driver と macOS Sierra

三年ほど前までお世話になっていた汎用スキャナドライバーの Sane。
キヤノンのバスパワースキャナを買ってからすっかり忘れておりました。
あれから OS を2回ほどメジャーバージョンアップした現在、少し気になったのでどうなっているか調べてみます。

公式サイトに行くと

ElCapitan まではサポートされていますが、Sierra は未サポートのよう。

試しに ElCapitan 向けのインストーラを落としてインストールを試みます。

ああ…

インストーラがバージョンを見て弾いてしまいますね。
どうやら Sierra ではもう Plug'n Scan は使えないようです。

一応ソースは公開されているので、これをビルド?してやればあるいは使えるようにはなりそうです。
要るものはなんだろう?。
xcodeproj とかいうフォルダもあるし、4GB もある Xcode?。

う〜ん…

以下次回。

…があるかはわかりません。

2017年1月28日土曜日

Mustekのスキャナ(Plug'nScan600CU/WM)をMacOSXで使う

元記事は2007年に作成されました。


Mustek(マステック) は、何年か前まで富士通にスキャナなどを OEM 供給していた台湾の会社です。
しかし現在は日本の市場からは撤退してしまっており、日本においてのサポートも事実上 HP のみとなっています。

その HP をのぞいても、ちょっと古めのハードウェアへは最新の OS 向けにドライバが提供されていません。
このスキャナもその「古いハードウェア」の一つであり Mac へは OS9 まで、Windows は 2000 (XPでも使えるらしいですが)までのドライバしかありません。
今回は、そんな古めのスキャナを MacOSX で使えるようにするまでの手順です。

▼TWAIN SANEドライバ

SANE というプロジェクトがあります。
これは Linux などで様々なスキャナを使えるように、いわゆる汎用ドライバという物を開発しているプロジェクトです。
対応機種は多岐にわたっており、しかもフリー。
これを使わない手はありません。

♦ファイルのダウンロード
以下の三つのファイルを SANE のサイトからダウンロードして下さい。
ダウンロードするファイルは OSX のバージョン・ Mac のハードウェア別 (PPCかIntel) になっているので、お使いの Mac を調べて適切なバイナリをダウンロードします。
  • libusb
  • SANE-backends
  • TWAIN-SANE-interface

その他には SANE-Preference-Pane という物があります。
これはシステム環境設定に追加される機能拡張で、使わないドライバを ON/OFF したり出来ます。
使わない機種のドライバのチェックを外すと動作が軽くなります。

▼インストール

ダウンロードしたファイルをインストールします。

  1. libusb/SANE-backends をインストール
  2. TWAIN-SANE-interface をインストール

インストールは必ず上記の順番で行います。
先に TWAIN-SANE-interface からインストールしようとしてもファイルが足りない!とインストーラに怒られます。

三つ全てインストールしたら念のため再起動します。

▼スキャンしてみる

再起動したら何かスキャンしてみましょう。
一番手軽に使えるアプリケーションは OS 標準の イメージキャプチャ.app でしょうか。
その他には Gimp、PhotoshopElements などから使う事が出来ます。
これらの場合は SANE のインターフェイスが使われます。

イメージキャプチャで使う場合は MacOSX のバージョンによって手順が異なります。
SnowLeopard ならばサイドバーから SANE を選ぶだけですが、それ以前の OSX ではちょっと分かり辛かったりもします。
例として Leopard の場合は以下のようにして使います。

♦Leopard のイメージキャプチャから使う
  1. ユーティリティ>イメージキャプチャを起動
  2. メニューバーの装置>装置をブラウズを選択
  3. イメージキャプチャ・デバイスブラウザからSANEを探し出して TWAIN UI を使用をクリック
  4. ファイルフォーマットなどを設定してスキャンボタンをクリック

また Tiger では一度設定してしまえば後はイメージキャプチャを起動しただけですぐスキャンウィンドウが出てきます。
個人的には Tiger の頃の挙動が一番シンプルで良いと思います。

▼その他

FW800 時代に遭遇した現象ですが、スキャンする際 SANE インターフェイスでなくイメージキャプチャ標準のインターフェイスを使うと、スキャンできる最大範囲が小さくなります。
しかも読み取れない範囲に毎回微妙な振れがあります。

Gimp を使うか、イメージキャプチャを設定して SANE のインターフェイスを使うようにすれば読み取り可能範囲一杯まで読み取れます。

♦カットされるエリア
下の寸法でカットされるエリアの枠をボール紙で作ってみました。
  • 20×0.2cm
  • 1.5×29.8cm
  • 20×1.7cm

SANE はとても多くのスキャナをサポートしていて、PPC・Intel 関係なく使う事が出来ます。
シェアウェアの VueScan でサポートされていないようなスキャナを持っていたら駄目元で試してみると、もしかしたら動くかもしれません。
ただ、物理的に Mac に繋ぐ事が出来れば…ですが。